こんな疑問に答えていきます。
こんにちは!よんりん(Yonrin)です。
当記事を書いている私は、海外移住して、何年もネイティブたちの中でプロフェッショナルな環境で仕事をしています。
日本での職歴も長いので日本的な言葉遣いの機微にも気をつけています。
ネットで検索すると、色々な日本語での解説サイトや出てきますが、本物の海外の現場目線では「うん?そうかな?」と思われるものも沢山あります。こうしたことを考える際には、英語のサイトで、ネイティブの感覚を知るのが一番です。
MayやMightのように、動詞を助ける役割をするものをModal Verb =「法助動詞」と呼びます。
用語を覚える必要はないです。
「法助動詞」をマスターすることは、ビジネス英語にとっては非常に重要です。
なぜかというと、ビジネスでは「法助動詞」で微妙なニュアンスを伝える場面が、とても多いからです。
法助動詞は代表的なものは5つ程度なので、しっかり押さえておきましょう。
英語学習に悩んでいる人 英語の勉強は何から始めるのがいいのですか? こんな疑問に答えていきます。 こんにちは!よんりん(Yonrin)です。 当記事を書いている私は、現役海外勤務のデジタル技術コンサルタントで[…]
ネイティブが守っているMayとMightのルールとは?
MayとMight、「~かも知れない」というニュアンスで同じような使い方もできるし、「~しても良い」という許可意味ではフォーマルな感じを表現することもできます。
まずは大まかな意味の種類を掴んでおきましょう。
MayとMightで表現できる意味は、この2つです。
許可:~してもよい
詳しく見ていきましょう。
ビジネス英語でMayとMightの可能性のニュアンスとは?
ビジネス英語でも良く登場するMayとMightのニュアンスを掴んで、うまく使えるようになると便利です。
可能性については、MayもMightも同じ
「~かも知れない」という不確実性を表すMayとMightには、意味の違いがありません。
現在と未来のことについて、どうなのか(現在)・どうなるのか(未来)、分からないときに使います。
This work may be finished by the end of today.
This work might be finished by the end of today.
過去の可能性についても、MayもMightも同じ
過去のことの可能性について「~だったのかも知れない」という不確実性を表すのは、may have、might haveを使います。
こちらも両方の意味に差はありません。
This work has not been completed yet. She may have been too busy.
This work has not been completed yet. She might have been too busy.
許可を求める、許可を与えるMay
フォーマルに許可を求めるとき、フォーマルに許可を与えるときにはMayを使います。Mightは使いません。
この場合、Canで代用もできますが、Mayの方が礼儀正しく丁寧です。
Canもビジネスで利用して失礼に当たるほどカジュアルではないですが、初見の相手や、目上の人にはMayが無難。
May I ask a question?
質問をしても構いません。:Mayを使う
You may ask a question.
許可を丁寧に求めるMight
極めて丁寧に許可を求めるときに、mightを使います。
わたしは実生活で見たことも聞いたこともありませんが、より礼儀正しさを強調したい場合には、mightです。
Might I use a bathroom?
明らかにレストランのお客さんしか使えないであろうトイレをどうしても使わせてもらいたい、みたいな場面で使えそうに思います。
かなり下手に出てへりくだるようなイメージですね。おそらく普通に考えると許可してもらえないことは重々承知だけれど、というようなニュアンス。
まとめ
ビジネス英語でのMayとMightの違いについてまとめました。
ほぼ同じ意味で使われるので、気をつけましょう。
日本語でも、「そうだっけ?」と「そうだったっけ?」を同じ場面で使えたりしますよね。
「そうだっけ?」は現在形、「そうだったっけ?」は過去形ですが、両方とも現在の話に使えます。
MayやMightはCanとCould、WillとWouldなどと同じように、Modal Verb =「法助動詞」と呼ばれる語です。
法助動詞を使いこなせれば、うまくビジネス英語のニュアンスをつかむことや、伝えることができるようになります。
しっかり押さえておきましょう。