なぜデジタルの時代にはアジャイルが重要なのですか?
非エンジニアもアジャイルを知っておく必要がありますか?
こんな疑問に答えていきたいと思います。
こんにちは!よんりん(Yonrin)です。
当記事を書いている私は、デジタル技術のコンサルタントです。
プロジェクトの進め方として使われる言葉である「アジャイル」。
どのような意味の言葉なのでしょうか?
システム開発でよく使われる言葉ですね。
非エンジニアにも、わかりやすく説明していきます。
この「アジャイル(= agile)」という言葉は「迅速な」という意味の英語です。
つまり、「プロジェクトをアジャイルで進める」というと、「迅速なプロジェクトの進め方をする」ということですね。
もともとはソフトウェア開発の手法として広く採用されるようになったものです。
最近はソフトウェア開発以外の分野でもアジャイル(的アプローチ)で、という仕事の進め方が暗黙の了解のようになっていますね。
迅速に試行を繰り返しながら新しい技術や仕事の仕方を取り入れていく、デジタルの時代において、アジャイルは必須のスキルです。
この記事を読めば、アジャイルとは何か、アジャイルと今までの仕事の進め方の違いは何かを理解して、Udemyオンラインコースでおすすめの学習法がわかります。
もしまだお読みでなければ、「デジタル人材(非エンジニア)になるための学習ロードマップ【保存版】」の記事も合わせてどうぞ。
アジャイルとは?
さまざまな技術が日進月歩でマーケットに溢れているデジタルの時代に益々注目されつつあるアジャイル。
アジャイルのメリットと、最近の広まりの背景から見ていきましょう。
アジャイル開発のメリットとは?
アジャイルの考え方でソフトウェアを開発することをアジャイル開発と言います。
アジャイル開発とは、ソフトウェア設計とプログラミングを短い期間(たとえば1週間~2週間)で繰り返し、トライアル・アンド・エラーで開発を進めます。
主なメリットは、開発者とユーザの間で納品物の認識合わせがしやすくなる、ということです。
理由はふたつ。
- 開発の過程がユーザーに見えやすい
- ユーザーのフィードバックを受けながら開発を進めることが出来る
いずれもアジャイルの特徴です。
なぜ最近になってアジャイルが取り入れられるようになってきたのか?
アジャイルの考え方自体は大分と前からあります。
最近はソフトウェア開発は、開発期間が短くなってきています。
デジタルの時代の変化のスピードに合わせる必要が出てきているため、ゼロからシステムを作り込むことが少なくなってきているからです。
つまり、予めある程度出来上がったソフトウェアをカスタマイズして導入することが増えているのです。
数多くあるデジタルのツールやソフトウェア製品は、ゼロから作るよりも、最初からある程度動作するシステムを見て動かしながら、プロジェクトが進められる方が便利ですよね。
必要と判断できればすぐに本格導入できるし、不要と判断して中断するのも早いタイミングでできます。
そうしたデジタルの時代背景がアジャイルの考え方にマッチして、採用が増えているのだと思います。
アジャイルとウォーターフォールの違いとは?
アジャイルと対比するアプローチは、ウォーターフォールと言います。
ひとつひとつの作業フェーズを終えてから次の作業フェーズに移るプロジェクトの進め方です。
ソフトウェアの設計をきちんと終わらせて、開発者とユーザーの間で合意ができてから、開発作業に移っていきます。
ソフトウェア開発以外の方法にも応用されています。
アジャイルではプロジェクトの成果物が完全に出来上がる前にユーザーに公開して、フィードバックを受けながら少しずつ改良していくような方法で進めていくのです。
非エンジニアのアジャイルの学習方法とは?
アジャイルのプロジェクトにおいては、たとえデジタルに関するソフトウェア導入プロジェクトであっても、非エンジニアの役割は、場合に応じてさまざまです。
少し例を挙げてみると、こんな感じです。
デジタルの導入対象業務の専門家としての役割
デジタルの製品に関するユーザーエクスペリエンス向上の役割
非エンジニアに技術面での知識は求められませんが、アジャイルがどういうコンセプトでプロジェクトを進めるためのものなかは、理解しておく必要があります。
アジャイルには非エンジニアも理解しておくべき専門用語がある
アジャイルには専門用語がたくさん出てきます。
たとえば、「スクラム」。
スクラムはアジャイルでプロジェクト進めていくための会議の名前です。
ラグビーでチームが肩を組んで一丸となることをスクラムと言いますね。
あのスクラムと同じように、プロジェクトメンバーが集まって、一丸となる会議のことです。
デジタルに関するソフトウェア導入で考えると、その会議メンバーの中には、もちろんエンジニアもいますが、非エンジニアもいます。
そしえ会議の手法についても、色々と方法論があります。
「スクラム」だけで一冊の本になるくらいです。
他にも、
などなど、アジャイルを採用するためには、これらの共通言語を理解した人たちでプロジェクトチームを作らなければなりません。
用語の理解は、エンジニアと非エンジニアを結びつける貴重なプロジェクト成功要因となるはず。
アジャイルには非エンジニアも理解しておくべきコンセプトがある
アジャイルは手法だけではありません。
なぜそのような手法なのかという基本的な考え方が言語化されています。
アジャイルの有識者が「アジャイルソフトウェア開発宣言」というものを作り、オンラインで公開され、日本語を含む各国言語に翻訳されています。
もちろん開発者以外の非エンジニアにも理解できる、平易な言葉で書かれたものです。一度目を通してみてください。
顧客満足の最優先が、一番最初の原則として挙げられています。
ですので、非エンジニアでプロジェクトに関与する人にとっても、とても分かりやすい手法なのです。
ただ、アジャイルの場合、従来のウォーターフォールとの進め方とは正反対の部分もあるため、背景にある考え方を知らないと、意見の対立になりかねません。
「アジャイルとは」・・・まずは用語とコンセプトを理解しよう
ということで、まずは原則の考え方と用語をしっかり理解する必要があります。
書籍も沢山良いものがありますが、短時間でエッセンスを学びたい人はオンライン学習がおすすめです。
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実用例などを交えて学べる、海外人気講座の日本語字幕版のUdemyオンラインコース。
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デジタルトランスフォーメーションに向けて、アジャイルとは何かをしっかり理解しておきたい、プロジェクト管理する立場にあるというようなあなたには、少し長いですがこちらのUdemyオンラインコースでじっくりと学習するのがおすすめです。
もちろん非エンジニアにとっても、かなり有用な内容だと思います。
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まとめ
非エンジニアのアジャイル学習法についてまとめました。
デジタルの時代、非エンジニアもアジャイルの考え方を理解して、デジタル人材として企業のDX(デジタル・トランスフォーメーション)に貢献していくことが求められます。
アジャイルの特性、用語、背景にあるコンセプトをしっかり理解して、実践に備えるようにしておきましょう。
以上です。