こんな疑問に答えていきます。
こんにちは!よんりん(Yonrin)です。
会社が辛い、会社が怖い、そんな話は沢山あります。
冷静に自分の状態が見えづらくなります。
特に世界中が緊迫状態にある中では、周囲が見えない中でますます不安になることもありますよね。
そんなとき、同じような思いをしている人がいる、ということを知るだけでも少し気持ちが楽になるはず。
決して明るい話ではないですが(相当暗い話ですが)、その闇をくぐり抜けた、私自身の経験も交えてお話します。
会社が辛い。会社が怖い。
今の私は、待遇面や収入面でも、とても恵まれていると自己評価しています。
けれど、過去の会社が辛かった時期においてはそうではありませんでした。
転職によって、とても悲惨で絶望的だった生活にピリオドを打てました。
私が会社が辛いと思っていた理由
私が会社が辛かった理由は主に仕事の内容と上司との関係です。
仕事への絶望は未来への絶望だった
仕事が辛くて仕方がなかった時期、私はシステム開発をしていました。
いわゆる要件定義から設計、開発してテストという作業の繰り返し。
だけど、そこまでシステムを開発することが得意ではなかったのです。
好きか嫌いか、というとおそらく何かを作ることはとても好きなのです。
けれど、プログラミングに人より時間がかかったり、技術的な問題にすぐに対処できないことは、仕事では周囲からのプレッシャーを受けやすくなります。
そのうち、好きでやっていても、その仕事が苦手だと思うようになってきます。
後に振り返るとそんなことはないのかも知れませんが、とにかく自分が信用できなくなります。
来年も乗り切れるのか、来月は乗り切れるのか、来週は、明日は・・・?
そんな疑問が湧いてきます。
そして、今この状態が続けば、この先この辛い仕事を定年まで何十年も続けなければならない、という地獄のような未来を想像して、絶望します。
上司との関係への絶望
自分の仕事への自信がぐらついているところに、追い打ちをかけるように上司からのプレッシャーがきます。
自分の中での「教育」という敷居を超えた、言葉でのプレッシャー。
目の前で対面に座っている上司から、「これ以上のパフォーマンスを出せないならペナルティを課します」みたいな(今考えると、そこまでの権限は上司にないのですが)メールが毎日のようにきます。
さぼっているわけでもない、むしろ歯を食いしばって努力している。
だけど、結果が出ない。
自覚はあるところに、ダメだしがきます。
私の場合は、プロジェクトに入っていて、クライアント先で上司とふたりきり、後は契約社員の方、という非常に閉じられた世界にいました。
そばで上司とのやりとりを見ている人もいない、悩みを聞いてくれる人もいない、朝早くから夜遅くまで、生活の中で会話をする人はその上司と、クライアント先の人の数名、という状態でした。
上司を避けるためにトイレで昼食をとっていた
そのうち、上司と顔を合わせるのが辛くなります。
怒られるのが怖くなり、気を遣うことに疲れ、(そんな上司であっても)その職場において唯一の頼れる存在から見放されることに怯えます。
いつもはクライアント先のオフィスの近辺の定食屋数件を順番にローテーションするようなランチだったのですが、次第にそれが辛くなってきます。
顔を合わせたくなかったので、早朝出勤、深夜残業という状態にもかかわらず、昼食を持参するようになります。
時間がないので、パンに冷凍ハンバーグを挟んだだけのものを毎日持って行くようになりました。
人前で食べられるようなものではなかったので、隠れたい。
けれどクライアント先は完全なオフィス街、人目を避けられるような公園も近くになく、仕方ないので上司がランチに出ていったあと、こっそりとトイレにこもってランチを食べていました。
救いのない、プロジェクトに閉じられた人間関係。
そんな上司との関係に絶望して、会社が辛くなりました。
私が会社が怖いと思っていた理由
会社の辛さと、会社の怖さは、似ているのですが、私の場合は少し違っていました。
クライアントが怖いという恐怖
当時、私が担当させてもらっていたプロジェクトは、すでに開発済で基本的な機能がそろったシステムに機能を追加していくようなフェーズの仕事でした。
そのため、開発といっても、追加機能の開発なので、そこまで大きなものではない。毎週のクライアントへの進捗報告がありました。
この時のクライアント側の担当部長の方が、非常に厳しい方で、システム関係でそのクライアント先にいた会社の人たちは、私のチームも含め、ことごとく怒鳴られるのが、日常茶飯事でした。
時には、私の会社のかなりの上席の方も、ご機嫌伺いに来て、それでも怒鳴られて帰っていく、というようなことも多々ありました。
怒鳴る原因は、テストで発見されたシステムのバグの発生など、システム開発の中では当然に起こるべき(むしろテストがきちんとなされていると評価されるべき)ことに関するものがほとんどでした。
また、私の担当しているシステムの、クライアント側の担当チームも、若い人たちだったのですが、とても優秀で、やはりミスや失敗、遅延にとても厳しく、常に身近にいる人からのプレッシャーも大きく感じていました。
失敗が怖いという恐怖
そこまで厳格に、失敗への寛容さがない環境の中、自信を失いかけているような心理状態でプログラムを書く、という極限状態。
失敗がとにかく怖く、クライアントから怒られることも、上司から怒られることも、あらゆることを恐怖に感じていました。
完全に心が委縮していたと思います。
夜寝る前、翌朝死んでいたいと思っていた
そんな状態が1年近く続き、最後には死にたいと思うようになりました。
実際に、精神科の病院に行って、相談をして薬を処方してもらったこともあります。
けれど、薬を1錠飲んでみて、今まで感じたことのないような不快さを感じたため(言葉で説明しづらいのですが、落ち着きがなくなり、常に胸騒ぎがするような感じです)、それっきりでした。
夜には寝られなくなり、市販の睡眠補助薬も何度か試しました。
けれど、何かが改善したと思えるような状態には到底なりませんでした。
寝る前にベッドの上で、タオルを首に巻き付け、そのまま寝ている間に窒息死してしまうことを祈りながら寝たことも何度もあります。
(今思えば幸運なことですが)翌朝はひどい頭痛で目が覚め、生きていることに絶望して、涙を流して朝を迎えることもしばしばでした。
どこかのタイミングで命を絶っていてもおかしくない、そんな状態でした。
その後の話
1年が経った頃、ちょうどそのプロジェクトの終了が見えました。
何とか命が助かった、と思いました。
精神的にはボロボロでした。
精神科に行き、自殺未遂をして、完全に自尊心を失っていたからです。
そして、次のプロジェクトへのアサインメント移行中に、転職活動をはじめました。
そこから結局1年後に会社を辞めることになります。
最後のプロジェクトもかなり大きなプロジェクトでしたが、タイミングよくスタートから関与させてもらうことができ、良い経験になりました。
けれど、やはり途中で精神的な限界が来てしまい、深夜のオフィスで信用できる上司とふたりきりのときに、退職を告げます。
転職活動はしていたものの、最終内定が出る前の話です。
どうしても、待つことはできませんでした。転職の方法としては最悪です。
だけど、どうしても、限界でした。
そこから逃げずに踏みとどまっていたらどうなったことでしょう。
今思えば、本当に逃げ出して良かった。
そして、転職を経て、今は年収だけだと当時の4倍近くはあります。
地獄のような絶望の日々から、抜け出してここまでくるのに10年以上。
経済的には、昔私が絶望を感じていた上司よりも恵まれているでしょう。
転職をした直後にはここまで来られるなどとは微塵も思っていませんでした。
ただ、その場から離れること。命の安全を確保すること。
それだけで精一杯でした。
私に特別なことが起きたわけでも、私が特別に優秀なわけでもありません。
単に転職によって環境を変えて、新しい環境で同じように努力してれば、今に至った。
それだけです。
同じような境遇、あるいはそれ以上に苦しんでいる人に一番伝えたいこと。
転職は環境を変えるひとつの手段
地獄と絶望を経験しても、普通以上の生活にまで到達できる
会社が辛くて仕方ないあなた。
会社が怖くて仕方ないあなた。
大丈夫です。
人それぞれの生き方があるし、あなたは十分に頑張っている。
それを一番知っているのはあなたでしょう?
そろそろ自分を許してあげましょう。
まとめ
会社が辛い。会社が怖い。
そんな絶望状態から退職でも大丈夫だという話をしました。
環境を変えれば、案外自体が好転することは沢山あります。
もしあなたが一生懸命に頑張っているのにも関わらず、絶望状態に陥ってしまったら、きっと場所を変えることで、変わるきっかけが生まれるはず。
※最後にですが、とにかく転職はひとりでやるよりも、転職エージェントや(もしいれば身近な家族や友人)と話しながら進める方法が良いです。精神面での回復にもつながります。
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ひとりでも多くの人が救われて、幸せになれますように。