こんな疑問に答えていきます。
こんにちは!よんりん(Yonrin)です。
海外勤務歴5年以上(日本でのビジネス経験も10年以上)
英語ネイティブに囲まれて現地会社でビジネス英語を実践
英語はほぼ独学で、海外移住・勤務を実現(留学経験なし)
ちなみに私の職場は、割とフォーマルでプロフェッショナルな環境です。
英会話の学習は、これからの時代、最高の自己投資だと思います。
ビジネス英語を身につければ、人生の選択肢が圧倒的に増えます。
海外現場のビジネス英語を知っている私が、本場の目線で英語の勉強の始め方を解説します。
英語の勉強は何から始めるのがいいのかを考えることは最重要
英語の学習がビジネス目的だとすると、最終的には英語を話せるようになる必要がありますよね。
これから英語の勉強を始めるあなたが、何から始めるのがいいのか、を考えることはとても重要です。
順番を間違えると、回り道になってしまう可能性があるからです。
わたしが今、英語がまったくできずに、英語の勉強をやり直すとしたら、以下の方法で勉強を始めます。
英語勉強の始め方①「文型と文法で英語の入れ物を作る」
英語勉強の始め方②「入れ物に単語を詰め込む」
英語勉強の始め方③「あとは積み上げる。細かいことは気にしない」
英語の勉強はまずインプットで、いきなり英会話はNG
わたし自身の経験から、確実にこう言えます。
実は、わたしも社会人になってすぐの頃、英会話教室に通いました。
今思えば、もったいない投資の仕方をしたと思います。
理由は簡単です。
インプットが少ない段階でアウトプットの練習をしても、「アウトプットするものがない」ので、練習にならないですよね。
当たり前のことです。
にもかかわらず、英語の勉強を始めたばかりの人は、この「アウトプットするものがないから話せない」という状況を「英語の能力がないから話せない」という勘違いをしてしまいがちです。
わたしもそうでした。
いくら英会話教室に通っても、アウトプットができない。
話すことが出来ないのではなく、話すことがないのです。
英語の勉強は何から始める?
まずは、初心者の段階を抜け出すことからです。
でも「初心者」ってどのくらい?と思いますよね。
英語をビジネスで使う、ということを見据えるとTOEICをひとつの物差しとしてつかうといいと思います。
まずこのTOEIC500点の壁を超えるところまでは、インプットが重要だと思います。
英語勉強の始め方①「文型と文法で英語の入れ物を作る」
まずは、文型と文法で英語の入れ物を作るところからです。
英語の文型は全部で5種類
文型とは文章の種類のことです。
英語の文型は全部で5種類なので、各文型ひとつずつ、覚えておきましょう。
第1文型(SV): She laughs.
第2文型(SVC): She gets angry. (S=C)
第3文型(SVO): She misses you. (S≠C)
第4文型(SVOO): She teaches me English.
第5文型(SVOC): She calls me Aiko. (O=C)
細かい解説はしませんが、この5文を暗記しておけば、文型は網羅できていることになります。
文型って何?SVOCって何?という方は、この辺りの記事が参考になると思います。
文法も、細かいところまで気にするとキリがありません。
最低限の基礎があれば、あとは実践で見につけるのが効率的だと思います。
まずはこの本の内容が7割くらい頭に入っていれば大丈夫だと面ます。
A4一枚英語勉強法 見るだけで英語ペラペラになる ニック・ウィリアムソン (著) |
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英語勉強の始め方②「入れ物に単語を詰め込む」
文型と文法の入れ物を作ってしまえば、あとは単語を入れ替えるだけです。
ひたすら単語やフレーズ(2語以上の組み合わせ)を覚えていくのがいいです。
ここまでやっておけば、TOEIC500点は時間の問題です。
英語勉強の始め方③「あとは積み上げる。細かいことは気にしない」
TOEIC500点~900点までは、はっきり言って勉強の方法にあまり差はないのではないかと思います。
リスニングは、「シャドーイング」が効果的です。
これだけは別でやる必要があります。
ただし、ふたつ大事な注意点があります。
シャドーイングの注意点① トピックはランダムに選ばないでビジネスものに絞る
シャドーイングの注意点② スクリプト(話の内容)を文字で確認可能の教材を使う
シャドーイングの注意点① トピックはランダムに選ばないでビジネスものに絞る
シャドーイングは、聞いた音をそのまま口にする、という英会話の練習法です。
映画やニュースの声を聴いて、自分で追いかけるように口にする、という方法ですね。
もし、あなたがビジネスの目的で英語の勉強を始めようとしているなら、教材はビジネス関連のものに絞るべきです。
ビジネスと関係ない話をシャドーイングするのは、遠回りです。
日常会話もできるようになりたい、という気持ちはわかりますが、まずはビジネス英語です。
間違いない教材で英語の勉強をしたい、という方に圧倒的なおすすめ本はこちらです。
NHK 実践ビジネス英語 ニューヨークシリーズ The Final Chapter ベストセレクション完結編 杉田 敏 (著) |
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本当にビジネスの現場で使われる表現が多々入っています。
日本で外資系企業で働いているぐらいだと、なかなか気づかないかも知れません。
けれど、海外で現地の企業に勤めていると、この本がいかに優れているかがわかります。
この記事は、特にTOEICという試験をハックして点数を上げる、ということを目的に書いていませんので、もし「TOEICの点数をアップ」が目的の人はTOEIC用のテキストを使うことをおすすめします。
あくまでも、将来ビジネスで、実践的な英語が使えるようになるための方法を現役の海外勤務者目線で書いています。
シャドーイングの注意点② スクリプト(話の内容)を文字で確認可能の教材を使う
映画やニュースのシャドーイングをする場合には、必ず音を文字で確認することも必要です。
つまり、やりっぱなしにしないということ。
「何と言っていたか」を文字で確認しなければ、シャドーイングで英語は上達しません。
なので、字幕のない映画やニュースは、きちんとした教材としては微妙です。
その点、こちらの教材は、シャドーイングにも向いています。
NHK CD BOOK 実践ビジネス英語 ニューヨークシリーズ The Final Chapter ベストセレクション完結編 (NHK CDブック) 杉田 敏 (著) |
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「Kindle版 – 【音声DL付】NHK 実践ビジネス英語 ニューヨークシリーズ The Final Chapter ベストセレクション完結編」はこちらです。
Youtubeにも自動で音声文字変換の書き起こしがありますが、正確ではありません。
また、しっかりとした学習教材としては、やはりYoutubeは使いづらいのではないかと思います。
ここまでできれば、あとの細かいことは気にせず、ひたすら単語のインプットとシャドーイングを繰り返すのみです。
この段階で文法の細かいことにこだわる必要はありません。
(後々、こだわる必要は出てきますが、勉強のタイミングとして、今やるのは非効率です)
何が「細かいこと」なのか?
「細かいことは後回しがいい」、とお伝えしました。
でも、何が細かいことなの?と思いますよね。
英語の勉強において、気にしなくてもいい細かいことというのは、こんな感じです。
前置詞、不定詞、分詞構文などの正しい使い方
このサイトには文法のトピックが一覧化されています。
このサイトを参照させていただくと、たとえば§3不定詞~§5関係詞、§14不定代名詞~§16語・句・節、は後回しでいいかと思います。
本でしっかり要点を押さえながら学習する場合には、なるべく簡単なものを選ぶのがいいと思います。
A4一枚英語勉強法 見るだけで英語ペラペラになる ニック・ウィリアムソン (著) |
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まとめ:英語の勉強は何から始めるかの順番が重要
英語の勉強は何から始めるのがいいのか?について、現役海外勤務者の目線でまとめました。
いずれビジネスで英会話を使いこなす、と考えると、やらなくていいことも沢山あったり、教材にこだわってやった方がいいことなどがあります。
英語勉強の始め方①「文型と文法で英語の入れ物を作る」
英語勉強の始め方②「入れ物に単語を詰め込む」
英語勉強の始め方③「あとは積み上げる。細かいことは気にしない」
英語の勉強は、効率的に初心者を抜け出すことから始めましょう。
そのために何から始めるか、この記事がしっかりと検討する助けになっていれば幸いです。