ビジネス英語メールで紹介してもらった人に連絡するには?

  • 2021年7月4日
  • 2022年9月14日
  • ENGLISH
 
ビジネス英語メールで、誰かに紹介してもらった人に連絡するとき、「〇〇様のご紹介でご連絡させていただきました」ってどう表現すればいいの?

こんな疑問に答えていきます。

こんにちは!よんりん(Yonrin)です。
当記事を書いている私は、海外移住して、何年もネイティブたちの中でプロフェッショナルな環境で仕事をしています。
日本での職歴も長いので日本的な言葉遣いの機微にも気をつけています。

 
よんりん
誰かに紹介してもらった人にメールをすること、ビジネスではよくありますよね。。ネットで検索すると、色々な日本語での解説サイトや出てきますが、本物の海外の現場目線では「うん?そうかな?」と思われるものも沢山あります。こうしたことを考える際には、英語のサイトで、ネイティブの感覚を知るのが一番です。

初めてのビジネスメールをもらった人が、どうやって自分のことを知ったのか、自分に何をしてもらえると期待して連絡してきたのか、不明瞭だと思わず返信をためらってしまうこと、ありますよね。

海外でも同じです。
ビジネス英語メールでの会話には、そうしたことを避ける方法があります。

ちなみに、メールを書くときには締めの言葉の選択もある程度のルールがあるので、こちらもご参考に。

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email

紹介してもらった人に連絡する英語メールの表現

「〇〇さんの紹介で連絡させていただきました。」というメールを書くこと、日本語でも、たまにありますよね。
社内であっても、社外であっても、よく使います。

初めてメールで連絡する人に、どういう経路で、どんな趣旨のメールなのかを伝えるのには、必要な情報です。
ビジネス英語メールでも、同じような表現があります。

紹介のビジネス英語メール

紹介したり、紹介を依頼したり、誰かを紹介することを提案したり。
日本語ではよくあることも、ビジネス英語メールだとどう書いていいのか、戸惑うこともあると思います。

「○○様から、✖✖の件でご紹介いただき連絡させていただきました」のビジネス英語メール

誰から、どういう用件で紹介されたという、最低限の情報がシンプルに伝わる表現です。
英語ネイティブもよく使います。

I am writing to you as I was referred by Michael to you with regard to the digital seminar.
マイケルさんにデジタルセミナーの件であなたのことをご紹介いただき、連絡させていただきました。

「○○様を紹介していただけませんか?」のビジネス英語メール

こちらも、よく使う表現です。
自分が一方的に相手のことを知っていて、その相手を直接知っている人から自分を紹介してもらうパターンです。

Could you refer me to Michael?
私にマイケルさんを紹介していただけませんか?

細かいニュアンスとしては、私のところにマイケルを連れてくる、というよりはマイケルに私の存在を伝える、というような感じです。

ビジネス英語メールでは、紹介する人(わたしとマイケルの共通の知人)が、マイケルにわたしのことをメールで説明していて、そのCCにわたしが入っているようなイメージですね。

「どなたか○○に詳しい方を紹介していただけませんか?」のビジネス英語メール

特定のトピックに詳しい人とつながりたい、というようなことも良くありますよね。
ビジネス英語メールでは、このようになります。

Could you refer me to someone who is familiar with Artificial Intelligence?
人工知能に詳しい誰かを紹介していただけませんか?

「○○さんを紹介しましょうか?」のビジネス英語メール

相手が人を探していて、自分が適任者を知っているような場合、以下のような表現もできます。

Would you like me to refer you to Christopher?
クリストファにあなたのことを紹介しましょうか?

introduceとreferの違い

紹介といえば、introduceが思い浮かびますよね。
これは、あまり英語のリソースが出てこないので、おそらく日本語固有の問題なのだと思います。
(つまり、introduceとreferは別々の意味だけど、日本語がどちらも「紹介」と訳しているため日本人だけが混乱しやすい。introduceを紹介、referを照会、とすると、少し意味が近づく気がします。)

「introduce refer 違い」と検索すると、日本語の説明サイトは色々出てきますが、なかなか怪しい説明もあるので、英語の辞書を見てみると、よりニュアンスが解りやすくなります。

Oxford dictionaryでintroducereferをそれぞれ調べてみます。

introduce: to tell two or more people who have not met before what each other’s names are; to tell somebody what your name is
お互いに会ったことのない、ふたりか、それ以上の人数の人に、それぞれの名前を教えること。また、誰かにあなたの名前を教えること。

例文:He introduced me as a new member of the company.
彼は私を会社の新しいメンバーとして紹介しました。

refer: to send somebody/something to somebody/something for help, advice or a decision.
助けや助言、判断を求めるために、誰か(何か)のところに、誰か(何か)を送ること

例文:My doctor referred me to a specialist.
私のかかりつけ医が専門医のとろこに私を紹介しました。

どうでしょう。
ビジネスシーンでは、referの方がしっくりきますよね。

個人的に仲良くなったり知り合いになるための紹介の場合はintroduce、特定の目的のためにつながりが必要な場合の紹介はrefer、のようなイメージです。

まとめ

ビジネス英語メールで紹介してもらった人に連絡するには?について、まとめました。

「紹介」で馴染みのあるintroduceではなく、referを使うというのがポイントですね。
introduceとreferの違いも、英語で理解して意識するといいですよ。

最後に、使える英語メールの表現を辞書的に手元に置いておくなら、おすすめはこちらです。

英文ビジネスEメール 実例・表現1200 [改訂版] (Z会のビジネス英語)
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