私の30代の転職が成功した理由

  • 2021年1月2日
  • 2022年1月22日
  • CAREER
30代転職はどうすれば成功するの?30代で実際に転職した人は、自分の転職をどう自己評価しているの?30代転職成功させるために気をつけたことはどんなこと?

こんな疑問に答えていきます。

こんにちは!よんりん(Yonrin)です。


私は30代で転職をしました。正確には、ちょうど30歳の時です。
システムエンジニアとして5年務めた後のことです。

それから新たな職場で何年も経ちましたが、転職の自己評価は「成功」です。
今になって、何が良かったのかと振り返ると、いろんなことが見えてきます。

私の実体験を交えながら、30代の転職を成功させるヒントをお伝えできればと思います。

30代の転職を成功させるために気をつけたこと

30代の転職を今振り返って成功と自己評価できますが、そもそも成功の定義は人によって違いますよね。

まずは私自身の転職の成功の定義について、お話しします。
それから、30代の転職が成功につながった私なりの分析。加えて、
転職前にはまり重要視していなかったけれど、今思えば大事だったと思うこと。

この辺りについて、説明していきます。

そもそも「転職が成功」の定義は?

私の場合、システムエンジニアで技術職としてキャリアをスタートさせました。

もともと文系だったこともあり、技術者としての限界(正確には限界の予感)を感じたことが、もともとの転職理由です。

ITの知識や経験は身につきましたが、この仕事を退職するまで続けるのは少し自分には合っていないな、と思ったのです。

それから、私は社会人になっても、学生時代と同じように英語の勉強を続けていました。

特に仕事で必要なことはなかったのですが、少しずつ、いつか必要になるだろうと思って、やり続けていた英語を活かせる仕事がしたいと思っていました。

なので、30代の転職の成功の定義は、このふたつ。

 仕事の軸をずらす
 英語を活かす

細かくはもう少し個別に説明しますが、このふたつが実現できれば、成功と定義して始めました。

仕事の軸をずらすこと

そもそも、30代の転職のきっかけとなった「技術者として続けていくのが難しい」も、当時はもう少し細かく考えていました。

技術職がコアビジネスの会社で、技術者の道が難しいというのは、言い換えれば、私には「中長期のキャリア」が描きづらいということを意味していました。

ただ、単純にそれまで積み重ねてきた知識や経験を捨て去るのはもったいない。
これからどんどんITが重要になっていく世の中において、やはり軸はIT。

そう思うと、ITを軸にして、その軸をずらす(ITの経験は活きるけれど、技術者ではない仕事を探す)というのが、自分の希望でした。

これが30代の転職での成功の定義のひとつめ。

学習してきた英語を活かすこと

私は社会人になっても英語を勉強し続けていました。

特に仕事では必要なかったのですが、いつか役に立つだろうと思い続けて、30代になるまでの間、年に2回はTOEICを受けて学習の効果を確かめていました。

社会人になってからも、TOEICの点数は前回を下回ったことは、一度もありません。少しずつ、10点、20点、という幅で向上しています。

5年かけて、200点はアップしました。転職直前では700点程度になっていたと思います。

前職にも海外オフィスの仕事はあったものの、本業の技術職あってのものだったので、なかなかチャンスはありませんでしたが、それでも転職直前には1度だけ海外出張に行かせてもらうことができました。

転職を期に、英語もひとつの武器になるような仕事がしたいというのも希望のひとつでした。

正直、ITも英語も並の力でしたが、掛け合わせると案外役に立つものだったんだな、と今は思います。

これが30代の転職での成功の定義のふたつめです。

30代の転職が成功につながった理由

30代、新しい転職先で仕事をして、成功したと感じる理由はいくつもあります。

仕事内容をシフトできた

こちらは希望通りでした。
コンサルタントの仕事を選んだのですが、技術者というよりも、業務寄りの知識が求められるようなポジションでした。

システムを「どう開発するか」、という視点からシステムを「どう活用するか」というような軸に、職種をずらすことができました。

希望通りの仕事内容の変更を実現できたことが、成功につながったと思います。

前職の経験が活かせた

ITの開発知識は、転職後にも非常に役に立ちました。

お客様のシステム部門の方々との会話をするときや、新しい技術について調べるときなど、ITの経験と知識は、今の仕事に欠かせません。

転職先の会社からも、その点は重宝されている点で、成功と感じています。

学習してきた英語が活かせた

前職に比べると、転職先では格段に英語を使う頻度が増えました。

お客様もグローバルなビジネス展開をしているし、転職先も外資系の会社だったので、転職先において、英語力が必要とされ、評価される仕組みがあったことが大きかったです。

そこまで高くはない英語力でも、チャンスはもらうことができましたし、更に勉強もやり続けるモチベーションにもなりました。

未だにTOEICの点数は下がったことがなく、転職してからも更に200点はアップしたと思います。

自分のスキルを最大限に会社の価値に変えられた、という点で成功と評価しています。

中期的なキャリアを描けた

技術者として、長くは続けられないと思ったシステムエンジニアの仕事でしたが、コンサルタントとしてのポジションであれば、技術の学び方が業務サイドにシフトされるので、私としては中期的なキャリアが描きやすくなりました。

ITの基礎は何年たってもそれほど変わりません。
基礎知識を土台にして、その上の応用層(アプリケーションレイヤ)での知識を積み上げつつ、業務への活用法を考えていきます。

ソースコードレベルで何かを作る、という自分にとってかなり難易度の高かった仕事から少し引いた場所からプロジェクトに関与するようになったのです。

少し引いた場所から見える景色は、それまでよりも、遠くが見えました。

長期的、とまではいきませんが、少なくとも3年程度先までなら、ぼんやりと目標が立てられる感じです。

業務の見通しが良くなったことで、キャリアもそれに合わせて少し長めに考えられるようになったことは、私にとって成功でした。

カルチャーが合っていた

外資系ということもあり、カルチャーがとても肌に合っていました。

入社する前から、面接や企業Webサイトで、若い人が多いという情報はありましたが、入社してからも、若い人たちが活き活きと働いていました。

それから、多くはありませんでしたが、外国人も職場にいることが、とても新鮮でした。

2社目の転職で、初めて1社目以外の会社を知ることになるのですが、会社が違えばここまで雰囲気が違うのかと新鮮でした。

当時はまだ「働き方改革」なる言葉はありませんでしたが、車内には。そういうものを目指そうとするカルチャーがあり、前職にはない価値観で会社が動いているのがよく分かりました。

前職の家庭的な雰囲気もとても好きでしたが、転職先の雰囲気もとても好きになりました。

自分でコントロールできることではありませんでしたが、面接で会った若い人たちの印象が良かった、ということは、大事な成功の要因だったのだと思います。

年収が上がった

正直、年収に関しては、あまり意識していませんでした。

システムエンジニアでも、残業が多い分、時給にするとかなり割安の仕事をしていたと思います。今となってはまたとない学習機会だったんだと前向きにとらえています。

面接で不意に「希望年収はありますか」と聞かれ、その時の年収+100万円を恐る恐る答えました。

面接官の反応は、「残業すれば越えられます」という感じでした。

転職直後も、そこまで気にはしていませんでしたが、結婚したり生活環境が変わると、やはりあの時年収がアップしたことは、成功だったと思います。

転職市場が売り手に有利な時期だった

私が30代で転職した時期は、ちょうど売り手市場に代わってきていた時期でした。

転職エージェントに行ってみると、案件も沢山紹介してもらえましたし、いくつか受けてみると内定もでるところまでは何社かたどり着くことができました。

本腰を言えれる前に、そういう肌感覚をつかんでおくための予備転職活動をしておいたことは、その後の転職活動にとても役立ちました。

運のようなところもあるかも知れませんが、転職活動は自体は、時間を作ることさえできれば、予備活動用のようなこともしながら、自分の体で転職市場の波の感覚を捉えることができます。

ここぞというときに波を捉えられたことも、今思えば30代での転職の成功につながった理由だと思います。

今思えば30代の転職の成功に大事だったこと

ひとつ、本当に大事なことを30代の転職で学びました。
それは30代の転職を成功させるために、とても大事なことだともいます。

自分のいる場所は自分の価値に大きな影響を与える

私が30代の転職を成功させるために一番大事だと思うことは、

自分のいる場所は自分の価値に大きな影響を与える

ということです。

どいういうことかと言うと、転職前後で、私の実力やスキルセットは、大きく変わることはありませんでしたが、職場という場所を変えただけで、私自身の価値が相対的に上がったということです。

転職の成功の要は、そこにあったと思っています。

IT知識も、開発者としては並の評価であっても、転職先で事業や業務に近いところでITをソースコードレベルで知っていることは、非常に優位でした。

また、英語についてもほぼ必要とされていない環境から、必要とされている環境に移ることで、会社からの評価が非常に良くなりました。

もちろん、IT知識、業務知識、英語力、どれも努力し続けて、磨き続けているので、転職直後よりはレベルアップしているはずですが、転職直後であっても、それなりに自分の相対価値が高まった感覚がありました。

私にとっては、おまけのようなものでしたが、年収も随分と上がりました。

30代の転職で成功したい人は、そういう転職を目指すと良いのではないかと思います。

まとめ

30代の転職が成功した理由について、まとめました。

転職の成功の定義は、おそらく転職活動を始める前にある程度自分で決めるものですが、転職を成功させた人も、今の成功を振り返って初めて気がつく成功要因も沢山あります。

今回は私なりの経験に基づいた、私が自分の30代の転職が成功だと思った理由を掘り下げてみました。

参考にしていただきながら、あなたの転職の成功につなげていただけると幸いです。

※最後にですが、30代の転職に合った転職サービスを利用することも大切です。

私が転職したときに、結果的に一番お世話になったのは、DODAでした。

やはりひとりで転職活動をするよりも、「自分の相対的な価値」を客観的に見てくださるエージェントの存在があることは、かなり大きな意味があったと思います。
転職エージェントではなくても、身近に話ができる人がいれば、誰かに自分の考えを客観的に見てもらえる環境は大事だと思います。
転職エージェントを利用する場合は、複数社のエージェントと話をすると、より客観的な自分の価値がみえてくるはずです。

案件の内容的や充実度では、type転職パソナキャリアあたりが、私も利用していて良かったと思っているエージェントです。
あとは、自分に合った案件を紹介してくださった会社を通して最後には決めることになると思います。それが私の場合はたまたまDODAだったというだけです。

成功があれば、失敗もあります。
30代の転職で起こり得る失敗についても分析しています。

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