転職で経験が浅い場合でも上手に伝える方法

  • 2021年1月25日
  • 2022年1月29日
  • CAREER
転職で今までの経験上手に伝えるにはどうすればいいの?自分の経験浅いと感じて不安だけど、嘘はつきたくないし、過小評価もされたくない場合はどうすればいいの?

こんな疑問に答えていきます。

こんにちは!よんりん(Yonrin)です。
転職でこれまでの経験をしっかりと語れることは大事です。

これは社内で認められていく場合にも同じで、自分の経験をしっかりとアピールできることは大事です。

けれど、いまひとつこれまでやってきたことに自信が持てないけど、どうすればいいのか?これまでの経験がアピールになるとは思えないけど、それでも伝えるべきなのか?逆にとても大きな成果を上げたはずなのに、うまく表現できずに伝わらない場合には、何か伝えるコツはあるのか?

こういう悩みを持っている人は沢山います。
この記事を読めば、こうした悩みを解決するためのコツを知ることができます。

これまでの経験をしっかりとアピールできるということは、自分のしてきたことの意義をきちんと理解できているということです。

今後のキャリアアップの土台作りのようなものなので、転職する人もしない人も、キャリアの棚卸をする際には、きちんと考えていきましょう。

転職で浅い経験を上手に説明するコツ

経験をきちんと整理して人に説明できるようにする、というのは、案外機会がないものです。

日々の仕事に追われて、振り返る時間がない人がほとんどのはず。

けれど、経験をきちんと人に説明できるように整理しておくことは、実は自分のモチベーション向上や、キャリアアップにとってとても役立ちます。

経験が浅い人なんかいない

そもそも、普通に会社で働いていて「経験が浅い」という人はいません。
安心してください。

いきなり記事タイトルの前提を否定するようなことを言って、スミマセン。

なので、転職で経験が浅いので、話すことがない、と言う人は伝え方を知らないだけです。

コツさえ分かれば、経験を語ることは怖くありません。

過去の経験を少し遠くから眺めてみよう

過去の経験を伝えることを考えるとき、どうしても自分の手元の作業に焦点があたってしまいがち。

けれど、会社で仕事をしている以上、自分ひとりで成り立っている仕事なんかはありません。

きっと、会社では多くの人がチームに所属したり、部門に所属しているのではないでしょうか。

もし自分の経験が浅い、と感じたなら、チームとしての経験は?部門としての経験は?というように、「経験」の主体を所属する組織に広げて考えてみてはどうでしょう?

たとえば、IT業界でプログラマーの人。

経験を語るとき、まっさきに思い浮かぶのは、自分はどんな言語でプログラムを書いて、テストをして、設計書を文書化して・・・という日常的な業務が思いつくのではないでしょうか。

けれど、チームとしては何らかの社内システムの運用、顧客へのシステム提供など、もう少し大きいプロジェクトの目的があって、チームとしての作業はもう少し大きく説明できるはずです。

「社内の経費申請プロセスを効率化することに関与していました」、「顧客管理を効率化するためのシステムを開発していました」、など、自分ひとりの作業以上の言葉で、「チームの経験」を語ってみましょう。

自分の経験が浅いと思っている人の大半は、こうした仕事の見方が近視眼的になっていることがほとんどです。

もう少し全体感が見えてくると、あなたの経験の意義が立体的に理解できるようになるはずです。

会社の事業を意識してみよう

更に逆の方向からも考えてみましょう。

会社が何をやっているか?会社の存在にどんな意義があるか?を考えてみましょう。

多くの会社が、社長の理念や、年度ごとの会社の方針の情報を社員と共有しているはずです。

最近では、業種に関わらずに顧客のデジタル・トランスフォーメーションを助けていく、と宣言している会社も多くありますね。

そうした会社レベルの経験も、どこかで自分の経験とつながるはずです。

自分のあらゆる経験は、会社の経験の一部だからです。

キャリアアップとは視線を高くすること

キャリアアップ、という言葉にはいろんな意味や、ひとそれぞれの定義があると思いますが、そのひとつに、私の中では「視線を高くすること」というのがあります。

同じ経験でも視線の高低で意味が変わる

これまで見てきたように、同じ作業、経験であっても、自分の手元の作業で仕事を見るのか、チームの経験を見るのか、そこに会社の経験をつなげるのかで、印象が変わってきます。

 プログラミングの経験があること
 社内業務の効率化の経験があること
 クライアントのDXを推進した経験があること

これらは、全部同じことを言っていることだった十分にあり得ます。

話す人によって自分の経験の捉え方が違うということですね。
上の3つで違うのは、「視線の高さ」です。

キャリアアップをする、ということは、こういうことだと私は思っています。

より高い視点で仕事を捉えることができるということは、単に作業以上の仕事の意義を理解しているということです。

これは一朝一夕で理解できることではなく、日々の積み重ねによって仕事の意味をしっかり考えることで見えてくることです。

転職活動を機に、少し視点を高めてみると、これまで積み重ねてきたことの意味が、少し違った形で理解できると思います。

転職で経験を語る時の視線の高低は手探りで

最後に、少し難しいのですが、視線の高さは高ければいいというものではありません。

経験を語る時に視線を高めると、話は抽象的になります。
なので、視線が高過ぎると、話が抽象的過ぎてしまうでしょう。

逆に視線が低すぎると、それこそ経験が浅いと勘違いされかねません。
経験で見せるのは、程よい視線の高さです。

どこを見て話すのが正解なのか、答えはありませんが、程よいバランスを面接の中で相手に合わせて探るようにしましょう。

中程度の視線(プロジェクトの概要を元に経験を話す)→低い視線(自分の役割を元に経験を話す)→高い視線(会社の方向性を元に経験を話す)、のような順で構成しておくと無難だと思います。

まとめ

転職で経験が浅い場合でも上手に伝える方法、についてまとめました。

転職の書類や面接ではこれまでの経験の説明は必ず求められます。

伝え方がまずかったために、妥当な評価を得られない、ということがないように、しっかりと準備をしておきましょう。

そして、経験の浅いという自己評価は、大抵の場合は視線の高さが適切ではないせいです。

転職でなくても、こうしたことを考えておくことは、社内で評価をしてもらう時にも必要になるでしょう。

※最後にですが、こうした経験のストーリーを作ったら、転職エージェントに見てもらって、客観的に判断してもらうことが有効だと思います。本番に持って行く前に、プロの目で見てもらえることは、有利に働くでしょう。

私も使わせていただいたことのある、主な転職エージェントは以下の通りで、案件の種類、受けられるサポートの質、周囲の評判、どれをとっても間違いありません。

やはりひとりで転職活動をするよりも、「自分の相対的な価値」を客観的に見てくださるエージェントの存在があることは、かなり大きな意味があると思います。
転職エージェントではなくても、身近に話ができる人がいれば、誰かに自分の考えを客観的に見てもらえる環境は大事だと思います。
転職エージェントを利用する場合は、複数社のエージェントと話をすると、より客観的な自分の価値がみえてくるはずです。

案件の内容的や充実度では、DODAtype転職パソナキャリアが、私も利用していて良かったと思っているエージェントです。
あとは、自分に合った案件を紹介してくださった会社を通して最後には決めることになると思います。事前にどのエージェントが良いかと迷い過ぎず、複数と進めて相性を確かめたり、紹介していただける案件を比べたりしましょう。

もし外資系に特化するのであれば、外資系に強みのエージェントに相談するのが有利です。私は利用したことありませんが、周りのこちらは周りの評判も高く、次に転職する場合には利用するかなと思っています。

転職エージェントは相性があり、インターネットで得られる情報だけでは判断が難しいことがほとんどです。あなたも、必ずご自身で直接面談されてみて(一社にしぼらず、必ず複数社)、ご自分に合って信頼できるエージェントを探すべきです。

あなたの転職活動が、満足のいく成功につながりますように。