IBM Cloudのライト・アカウント登録方法とWatsonの有効化【無料】5分で完了

  • 2020年8月21日
  • 2020年9月2日
  • DIGITAL
AIの機能を無料で試したいのだけど、どうやったらできるの?IBM CloudでWatsonを試してみたいのだけど、どうやったら使えるようになるの?非エンジニアにもできるの

こんな疑問に答えていきます。

こんにちは!よんりん(Yonrin)です。
当記事を書いている私は、デジタル技術のコンサルタントです。

AIの概要はよく聞くけど、更に具体的なものを見たり、自分で触って試してみたいという人が増えてきていますね。

自分で実際に動かしてみると、技術への理解が一気に深まります。

無料で使えるツールなども増えていますが、非エンジニアの方にとっては使い始めるまでの敷居が高かったり、使い方が分からなかったりしますよね。

でも大丈夫ですよ。
ツールやプログラムは、どんどん初心者にも扱いやすいものになってきています。

この記事の内容
 IBMのWatosonを利用するための準備(3分)
 IBMのWatosonに接続するためのツールの準備(2分)

IBMのWatoson(ワトソン)という人工知能、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

過去に米国のクイズ番組でチャンピオンに勝った、というようなニュースもありました。

実は、自分でいろいろ動かしてみることができるのです。
今回はこれを使う準備の方法をご紹介します。

IBM Cloudのアカウント登録とWatsonの有効化

まず、Watsonは、IBM Cloudというプラットフォームで提供されるサービスの中のひとつ、ということを押さえておきましょう。

IBM Cloudのアカウント登録

IBM Cloudでは有料・無料を含めて、色々なサービスが提供されています。

なので、Watsonを使うにはIBM Cloudのアカウント登録が必要です。

アカウント登録の画面や細かいステップなどは、変わることもあります。
基本的な流れは同じですので、この記事を書いた時点のものとして参考にしてくださいね。

「IBM Cloud」で検索して、IBM Cloudのホームページにアクセスします。

無料で利用できる「ライト・アカウント」を作成しましょう。

アカウント情報を入力して次へ進みます。

この後、Eメールの検証、個人情報の登録、と続きます。


それが終われば、IBM Cloudのダッシュボード画面が表示されます。
早速、左上のメニューボタンからメニューを開きましょう。

メニューからWatsonに進みます。

Watsonの有効化

左側のメニューから、「Watsonサービス」→「サービスの参照」と進みましょう。

Watsonで利用できるサービス一覧です。
「ライト」となっているものが無料で利用できるサービスです。

パネルをクリックしてみましょう。

サービスの詳細画面に移るので、後は「作成」ボタンを押せばサービスが有効化されます。

作成が完了すると、サービスの利用方法の画面に移ります。

作成して有効化したサービスは、左側メニューの「リソースリスト」で見られますよ。
ここから先の詳しいサービスの試し方は、別の記事でまとめていこうと思います。

IBMのWatosonに接続するためのツールの準備

Watsonのサービスを試すには、ツールの利用が便利です。

ツールが必要な理由

Watsonにデータを送って、処理の結果を受け取るまでの流れはこんな感じです。

  1. プログラムを使ってデータを送信
  2. Watsonが送られてきたデータを処理して結果を返信
  3. Watsonからの返信を受信

通常、①と③のWatsonとのやり取りの部分は、アプリケーションが担う部分です。

ユーザが理解しやすい画面で操作して、後ろにWatsonがいることにすら気づかないようにアプリケーションが作られるはずです。

たとえば翻訳のアプリケーションであれば、翻訳したい文章を画面に入れて、ボタンを押すと、Watsonでの翻訳結果が画面に表示される、みたいなことですね。

ただ、試すためにアプリケーションを作るのも大変なので、処理したいデータを送る部分と、結果データを受け取る部分の機能だけを備えたツールを使います。

ですので、ツールでPCから送り出すデータや、ツールで受け取るWatsonからの処理結果データは、プログラムが扱う生データです。

そのため少々、人間にとって見辛くはありますが、動きを確認する分には問題ありません。

Postmanのインストール

Postmanというツールを使ってみましょう。

「Download」ボタンをクリックします。

ご自身のOSに合わせたダウンロードボタンが表示されます。

続けて画面中央で「Download」→「Windows 32bit」か「Windows 64bit」のいずれかご自身の環境に合わせてクリック(Windowsの場合)。

32bitと64bitのどちらか分からない、という場合は以下の通り確認してみてくださいね。

後は、ダウンロードできた実行ファイル(.exeファイル)をダブルクリックしてインストールするだけです(特に難しい設定なし)。

初期画面はこんな感じです。

このツールを使ってWatsonのサービスを呼び出すことができます。

まとめ

Watsonのサービスを利用するための事前準備をまとめました。

サービスやツールは日進月歩です。
画面や項目などはすぐに変わります。

ただ基本的な流れは大きく変わることもないと思いますので、この記事が参考になれば幸いです。

ツールやサービスの使い方は、また別の記事にまとめていきたいと思います。

以上です。