Roblox(ロブロックス)は子供にとって安全なのか?【リスクを完全網羅解説】

  • 2022年4月11日
  • 2023年8月7日
  • DIGITAL
 
Roblox(ロブロックス)は子供にとって安全なゲームなの?Roblox(ロブロックス)で子供が遊ぶと、どんな危険があるの?

こんな疑問に答えていきます。

こんにちは!よんりん(Yonrin)です。
当記事を書いている私は、デジタル技術のコンサルタントです。

 
よんりん
Roblox(ロブロックス)で遊ぶ子供は増えてきていますね。ロブロックスで遊ぶ子供は、世界中で5000万人とも言われています。Roblox(ロブロックス)で子供が遊ぶ際に、どのようなことに気をつけておけばいいか、詳しく見ていきましょう。

この記事を読めば、Roblox(ロブロックス)は子供にとって安全なゲームなのか、どんな危険に気をつけて遊ぶべきなのかについて、よく分かります。

Roblox(ロブロックス)は子供にとって安全なのか?

Roblox(ロブロックス)は子供にとって安全なのか?この問いの答えは「他のゲームに比べて取り立てて危険ということはない」、です。

すなわち、適切に気をつけて遊べば、他のゲーム同様に安全です。

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どんなゲームにもリスクや、危険な要素はありますよね。Roblox(ロブロックス)にもそういう危険はもちろんありますが、Roblox(ロブロックス)固有の危険、というのはないので、安心してください。

Roblox(ロブロックス)で遊ぶだけでなく、ゲームを作ってみたいという子供も増えてきています。

ゲームを「遊ぶ側」から「作る側」になると、見える世界が大きく変わります。

子供向けのゲームを作りについては、本を書かせていただきましたので、参考にしていただければ幸いです。

ゴリッタ先生と作る!ROBLOX(ロブロックス)ではじめてのゲーム!: 全世界2億人のユーザーに向けて作ったゲームを発信しよう!【超基礎編①】

よんりん (著)




ゴリッタ先生と作る!ROBLOX(ロブロックス)ではじめてのゲーム!2: 全世界2億人のユーザーに向けて作ったゲームを発信しよう!【超基礎編②】

よんりん (著)




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よんりん (著)




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Roblox(ロブロックス)で子供が安全に遊ぶには特徴を知ること

Roblox(ロブロックス)ではどんな危険があるのか。それを知るところからです。

Roblox(ロブロックス)にはいくつかゲームの特徴があるので、そこを押さえれば、どんな危険があるのか事前に理解出来て、対応できます。

Roblox(ロブロックス)にはゲーム内課金がある

まず、Roblox(ロブロックス)にはゲーム内課金があります。

Roblox(ロブロックス)自体は、ゲームのプラットフォーム(アプリのストアのようなもの)です。

Roblox(ロブロックス)の中にゲームがたくさんあって、子供は好きなゲームを選んで遊ぶようになっています。

課金する場所は大きく分けて、2か所あります。

 自分のアバターの見た目のアップグレード
 個別のゲーム内のアイテムなど

ひとつは自分自身のキャラクターの見た目をアップグレードするもの。帽子や服など、装飾品を買って、キャラクターを自分好みに変えられます。

もうひとつは、個別のゲーム内での課金です。個別のゲーム内で武器を買ったり、有利にゲームを進められるようなアイテムを入手できます。

自分自身のキャラクターをアップグレードすると、どのゲームで遊ぶ時でも、好きな見た目で遊ぶことができます。

個別のゲーム内でのアイテムなどは、別のゲームで遊ぶときは使うことができません。

そして、これらの課金は、直接お金を支払うのではなく、Robux(ロバックス)というゲーム内通貨を購入して、そのRobux(ロバックス)を使ってアイテムを買うのです。

クレジットカードや、ギフトカードなどで予めゲーム内で使えるRobux(ロバックス)を買っておいて、それを使うような購入の流れです。

携帯電話やパソコンで、Roblox(ロブロックス)にクレジットカードを予め登録しておくこともできます。iPhoneだとAppleIDを使って決済するようなイメージです。

もちろん全く課金しなくても遊ぶことが可能です。

Roblox(ロブロックス)にはプロフィールがある

Roblox(ロブロックス)で遊ぶ前に、子供は自分のプロフィールを作ります。

プロフィールとして他のユーザに公開されるのは、以下の項目です。

 ユーザ名(本名の必要はない。アルファベット。)
 アバターの画像(ゲーム内の自分のキャラクターの画像)
 自分のフレンド(自分とフレンドとしてつながっているユーザ)
 自由記述(空欄でも問題なし)
 自分で作成して公開したゲーム
 自分で作成して公開したゲームの説明記述

これらは細かいアクセス制限がないため、Roblox(ロブロックス)のすべてのユーザに公開されます。

Roblox(ロブロックス)にはチャット機能がある

Roblox(ロブロックス)には、チャット機能があります。

チャットができる場所は2か所です。

 フレンドとの1対1の会話
 個別のゲーム内のチャットボックス

ひとつは、Roblox(ロブロックス)のプラットフォーム上で、個別のゲームの外で行われる1対1のチャット機能。

フレンドとしてつながった場合に、特定のユーザとのコミュニケーションで行われるものです。

もうひとつは、個別のゲーム内で、リアルタイムで同じゲームで遊んでいる人たち同士のコミュニケーションです。

たとえば、サッカーゲームを一緒に遊んでいたら、味方チーム・相手チーム全員とひとつのチャットスペースを共有して、誰でも発言できるようになっています。

LINEなどのグループチャットのようなスペースがゲーム画面の片隅に表示されています。

Roblox(ロブロックス)は同時に他のユーザと遊ぶことができる

Roblox(ロブロックス)の個別ゲームは、多くの場合、複数人が同時で遊ぶようなゲームになっています。

つまり、本当の友達であろうが、知らない他人であろうが、個別ゲームに参加すれば、リアルタイムで一緒に遊べるようになっているのです。

Roblox(ロブロックス)は誰でもゲームを作ることができる

Roblox(ロブロックス)は、誰でもゲームを作って公開することができます。

比較的簡単にできるので、小学生の高学年ぐらいであれば、少し勉強したらそれっぽいものを作ることが十分可能です。

品質という面では、玉石混交です。

評価指標(グッドボタン・バッドボタン・プレイ人数)が表示されるので、ある程度の見極めはできるようになっています。

Roblox(ロブロックス)で子供が安全に遊ぶには危険性を知ること

Roblox(ロブロックス)で子供が安全に遊ぶために理解しておくべき危険性、すなわち「リスク」をしっかり言語化しておきましょう。

漠然と「なんだか危険そう」では、子供がせっかくゲームで遊んだり学んだりする機会を奪ってしまうことになりかねません。

これまで見てきた特徴を元に、リスクや危険性を理解しましょう。

Roblox(ロブロックス)で子供が遊ぶ際に考えられるリスク
 リスク①子供が親の目の届かないところで課金をする
 リスク②子供が個人情報など公開してはならない情報を公開する
 リスク③子供が知らない他人からのモラルを欠く行為や発言を受ける
 リスク④子供が質の低いゲームやモラルの低いゲームで遊ぶ

詳しく見ていきましょう。

リスク①子供が親の目の届かないところで課金をする

まず、課金についてです。

これはゲーム内課金がある他のゲームとほとんど同じだと思いますが、子供が親の目の届かないところで課金するリスクがあります。

親の目が届いていたとしても、Roblox(ロブロックス)は、品質の低いゲームで無駄な課金をしてしまったり、ゲーム作者の気まぐれでゲームが知らない間に削除されていたり、ということはあっても不思議ではありません。

なぜなら、Roblox(ロブロックス)は誰でもゲームを作って公開できて、そのゲームの中で課金アイテムを作ったりすることも比較的容易にできるからです。

安全対策①

決済の際には認証手続き(iPhoneであれば、AppleIDとパスワードの確認・FaceIDでの顔認証など)があるので、勝手な課金ができないようにしておきましょう。

個別ゲームでの課金をする場合には、ゲームやクリエイターの品質を確認するようにして、課金が無駄にならないようにしましょう。

個人が作っているゲームもあれば、きちんとした会社組織が作っているゲームもあります。

少なくとも子供が課金するゲームについては、事前に親がチェックするようにするといいでしょう。

リスク②子供が個人情報など公開してはならない情報を公開する

Roblox(ロブロックス)で遊ぶには、ユーザ登録が必要です。

ユーザ名に本名を入れてしまったり、自由記述欄に個人を特定できる情報や、他人に漏れてはならない情報が入力されてしまうリスクがあります。

また、チャット機能上でも同様に、他のユーザとの会話で、不用意な情報発信(情報の漏洩、他人を傷つける発言)をしてしまうリスクがあります。

それから、ユーザのフレンドは誰にでも見ることが出来ます。そして、リアルタイムでRoblox(ロブロックス)でどのゲームをプレイ中なのかが表示されます(そして友達が遊んでいるゲームに参加することができる)。

子供が現在オンラインで、どのゲームで遊んでいる、という情報が他の家庭に分かる、ということです。

なので、学校のクラスメイトなど近い関係の子供同士が遊ぶ場合には、もしかすると、親として気遣いが必要かも知れません。

安全対策②

プロフィールはユーザ名に本名を利用しないことです。

それから、自由記述欄に不用意に他人に漏れてはならない情報を入れないこと。

これは、親がユーザ作成を手伝ってあげれば問題ないはずです。プロフィールはRoblox(ロブロックス)の全ユーザに公開されますので、注意が必要です。

チャットをすることができる範囲は細かく設定ができます。

フレンドになったユーザ同士のみとすることや、すべて禁止にすることも可能です。

年齢に合った制限をするのが安全です。

また、子供同士を通じて、子供がリアルタイムで現在オンライかどうか、Roblox(ロブロックス)で遊んでいるか、という情報が把握できるということを知っておいてください。

リスク③子供が知らない他人からのモラルを欠く行為や発言を受ける

Roblox(ロブロックス)は、誰とでもゲーム空間が共有されます。

ゲームの世界の中だけのことですが、意地悪なことをしたり、チャットで心無いことを発言するユーザもいます(通報制度はあります)。

基本は英語で会話しているユーザがほとんどですが、日本語の入力も可能です。

ゲーム内のことなので、どこまでが悪ふざけで、どこからがマナー違反なのかは、子供の場合特に難しいです。

アイテムの交換なども、ユーザ同士の合意で出来たりするゲームがあるのですが、約束を破って一方的にアイテムを取って逃げたり、嘘をつくユーザもたまにいます。

安全対策③

チャット機能は年齢に応じてフレンドに制限するのが良いです。

それから、発言もある程度、親としてモニタリングしておくのが良いと思います。

意地悪な行為は、オンラインに限った話ではないですが、ある程度、子供なので仕方がないのかな、と思います。

子供が傷つかない程度に、また人を傷つけないように、親として見守るしかないところです。

ちなみに、チャットの品質については、Roblox(ロブロックス)が人の手とソフトウエアの両方によるチェックを行っています。

不適切なコンテンツを削除する取り組みですね。

また、保護者がオンラインチャットを制限したり無効化することもできます。

もし不適切なメッセージに遭遇してしまったら、報告システムもあります。

リスク④子供が質の低いゲームやモラルの低いゲームで遊ぶ

以前、海外で、Roblox(ロブロックス)上で性的な描写のゲームで遊んでしまった少女の親が、その時の衝撃についてニュースで語っていました。

誰でも投稿できるゲームプラットフォームなので、質の低いゲームやモラルを欠いたゲームもあります。

Roblox(ロブロックス)では、多くのゲーム(5000種類万以上あります)の中から自分の好きなゲームを見つけるのも、子供にとって醍醐味のひとつです。

ただ、その中で、どうしても質の低いゲーム、モラルを欠いたゲームに出会ってしまうこともあるかも知れません。

安全対策④

どのようなゲームで遊ぶかは、最初は親が確認してあげるのがいいと思います。

レーティング(グッドボタン・バッドボタン・プレイ人数)は、かなり信用できますので、子供にはその指標を確認するように促すなどしてあげるのが良いです。

遊んだゲームは履歴に残るので、危険なものが混じっていないか、たまにチェックしてあげると安心です。

また、Roblox(ロブロックス)として、すべてのプレイヤーがアバター確実に適切な服装をするような自動検出機能が実装されています。

まとめ

Roblox(ロブロックス)は子供にとって安全なのか?について、まとめました。

特徴とリスクを理解すれば、安全対策ができます。

そうすることで、子供たちが安全にRoblox(ロブロックス)で遊ぶことができるようになります。

欧米では学習教材に取り入れられるほど、上手に使えば非常に良いツールです。

日本でも子供のプログラミングへの関心が高まっていて、子供用の入門書籍やプログラミングスクールでRoblox(ロブロックス)が取り入れられるようになってきています。

わたしも、子供向けに、Roblox(ロブロックス)でゲーム作りを安全に始められるよう、入門書を書かせていただきました。

ゴリッタ先生と作る!ROBLOX(ロブロックス)ではじめてのゲーム!: 全世界2億人のユーザーに向けて作ったゲームを発信しよう!【超基礎編①】

よんりん (著)




ゴリッタ先生と作る!ROBLOX(ロブロックス)ではじめてのゲーム!2: 全世界2億人のユーザーに向けて作ったゲームを発信しよう!【超基礎編②】

よんりん (著)




ゴリッタ先生と作る!ROBLOX(ロブロックス)ではじめてのゲーム!3: 全世界2億人のユーザーに向けて作ったゲームを発信しよう!【基礎編】

よんりん (著)




ゴリッタ先生と子供たち(ももちゃん、トムくん)の会話形式で、とてもわかりやすく、ゲームの作り方を解説しています。

ステップ・バイ・ステップの図解があるので、初心者でも安心です。

最初はプログラミングなしで本格的なゲームを作り、最後に少しだけプログラミングを実践してみる、入門に最適な一冊です。

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Robloxでゲームをつくろう!
D-SCHOOL 今澄 亮太




危険性を恐れすぎずに、正しく理解した上で子供の関心に応えていきたいですね。