プレゼンのストーリーの上手な作り方はありますか?
こんな疑問に答えていきます。
こんにちは!よんりん(Yonrin)です。
当記事を書いている私は、デジタル技術のコンサルタントです。
プレゼンにはストーリーが欠かせません。
いいプレゼンにはいいストーリー構成が備わっています。
では、プレゼンのストーリーはどのように作ればよいのでしょうか。
プレゼンのストーリーの作り方とは?
海外の人は、日本人に比べると、プレゼンが上手な人が多いですよね。
わたしは海外で仕事をしていますが、実際に海外の人のプレゼンは素晴らしいと思うことが多いです。
海外の人のプレゼンが上手なことについて、教育や文化が理由としてよく挙げられます。
幼いころから、人前で自分の意見を述べるような教育を受けている、というようなものです。
でも実は海外の人も、ビジネスのプレゼンは学習によって身に着けています。
なぜなら、いくら人前で話すことに慣れていても、プレゼン能力には限界があるからです。
では、海外のプレゼン能力を向上させる研修では、どんなことが語られているのか?
そのエッセンスをご紹介します。
海外のコンサルタントが受けるプレゼンの研修では、こんなストーリーの作り方を教え込まれます。
①見出しとキーワード(ヘッドライン)
②むかしむかし(ワンス・アポンナ・タイム)
③思わぬ展開(プロット・ツイスト)
④めでたしめでたし(ハッピー・エバー・アフター)
色んな変則の構成がありますが、基本形は、必ずコレ。
プレゼンのストーリーを上手く作りたいと思っているあなたは、この構成で数をこなすといいと思います。
奇をてらう必要もないし、細かいテクニックにこだわる必要もありません。
このストーリー構成があれば、確実に70点のプレゼンに仕上がります。
あとの30点は、慣れやテクニックです。
逆に、既に慣れやテクニックがある程度あるけれど、なぜか手応えに欠ける、というあなた。
このストーリー構成を試してみてください。
この作り方であれば、プレゼンの品質が劇的に向上するはずです。
少し細かく見ていきましょう。
①見出しとキーワード(ヘッドライン)
これから話す内容のタイトル、キーワードの紹介ですね。
ニュースの見出しのような情報です。
これからこんなことを話します、という導入。
シンプルで大丈夫です。
聞き手が考えそうな疑問をここで触れておくと、効果的です。
ただし、疑問に対する答えまでは出しません。
答えはプレゼンの中に織り込んでおきます。
あくまでも、ここでは、
「こういう疑問、湧きますよね。このプレゼンの中で答えますよ。」
というメッセージを送るにとどめます。
むかしむかし(ワンス・アポンナ・タイム)
「そもそも、これまでは」という、テーマの背景の説明です。
現在までのストーリーを振り返ります。
つまり、どういうことかというと、これからプレゼンするモノやサービス、自分のPR事項など、それらが存在しない状態の話をします。
これまでの課題や、要望、自分の気づきなどですね。
思わぬ展開(プロット・ツイスト)
そして、ここが本題のサビの部分です。
「むかしむかし」の部分で効かせておいたフリを回収します。
つまり、「ところが、これからは」という話に展開するのです。
プレゼンするモノやサービス、自己PR事項などが存在することで、どのような影響が起こり得るのか、という説明です。
めでたしめでたし(ハッピー・エバー・アフター)
そして、最後の締めくくりです。
プレゼンするモノやサービス、自己PR事項などが存在することで、どれだけプレゼンを聞いている人たちが幸せになるか。
昔話だと、「いつまでも幸せに暮らしましたとさ」、という部分です。
実はここが一番重要で、一番時間をかけて考えるべきところです。
あれ?本題のサビの部分ではないの?と思いますよね。
本題のサビの部分までは、論理で語ることができます。
しかし、この最後の部分は感情に訴えるところ。
なので、一番印象に残る部分です。
プレゼンを聞いている人と一緒に未来を想像します。
そして、共感と一体感を作るのです。
海外のプレゼンは、ここがとても上手です。
ここに時間をかけることで、プレゼン能力がぐっと向上します。
ある程度場数を踏んだら、この部分は応用が利きます。
つまり、プレゼンのシチュエーションや聞く人によって内容を変えるのです。
準備では、シミュレーションが必要です。
「このプレゼンの聞き手は、どんな幸せを思い描くだろう」
ここについて考え抜かれたプレゼンは、いいプレゼンです。
「思わぬ展開(プロット・ツイスト)」と「めでたしめでたし(ハッピー・エバー・アフター)」の違いを意識すると解りやすくなります。
「思わぬ展開(プロット・ツイスト)」は、事実説明。
スマホについてのプレゼンなら、「スマホの機能」の説明ですね。
つまり、アプリを追加して色んな事ができる、とか。
デジカメのような写真が、携帯電話で撮れます、とか。
「めでたしめでたし(ハッピー・エバー・アフター)」は、「スマホのある生活」を描きます。
遠くに住む家族との時間が増えます(ビデオ通話)、とか。
スーツを買う必要がなくなってお金がたまります(スマホを使えば通勤せずに仕事ができる)、とか。
ここでどれだけ聞き手に合った夢を沢山語れるか。
それがプレゼンの盛り上がりに大きく影響します。
まとめ:プレゼンのストーリーの作り方を身につけて、場数を踏もう
プレゼンのストーリーの作り方について、まとめました。
①見出しとキーワード(ヘッドライン)
②むかしむかし(ワンス・アポンナ・タイム)
③思わぬ展開(プロット・ツイスト)
④めでたしめでたし(ハッピー・エバー・アフター)
プレゼンにはストーリーが必須です。
ストーリーのあるプレゼンは聞く人の記憶に残ります。
人間は無意識に、何事にでもストーリーを見出そうとします。
それぐらい、人間にとってストーリーは本能的に好まれるものなのです。
プレゼンのストーリー作りに、難しい構成やテクニックは不要です。
まずは基本の形に沿って、少しずつ自分に合う方法に変えてみてください。
プレゼンは、一生モノのスキルですので、きちんと学んでも損はありません。
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あなたのプレゼンのストーリー作りが上手くいきますように。