デジタル人材(非エンジニア)の機械学習の勉強法

  • 2020年8月8日
  • 2022年5月22日
  • DIGITAL
非エンジニアが機械学習を勉強したいのだけど、どんな勉強法がいいですか?

こんな疑問に答えていきます。

こんにちは!よんりん(Yonrin)です。
当記事を書いている私は、デジタル技術のコンサルタントです。

機械学習、毎日のように耳にするけど、本気で向き合ったことはない。
そんな人がほとんどではないでしょうか。

それでも興味を持って、挑戦される読者の方の姿勢は素晴らしいと思います。

逆にブラックボックスを放置する人は、これからキャリアが行き詰まるリスクが高まります。

この記事を読めば、初心者がどのような勉強法で機械学習について理解していけば良いかが分かります

主に、非エンジニアの初心者の方に向けて書かせていただきます。

もしまだお読みでなければ、「デジタル人材(非エンジニア)になるための学習ロードマップ【保存版】」の記事も合わせてどうぞ。

機械学習の初心者が迷子にならないために必要な勉強法

機械学習を勉強しようと「機械学習 勉強法」とかでググってみると・・・
確かにたくさんおすすめは出てくるけど、何から初めていいか不明。

大体この辺りのワードが出てきますよね。

  • プログラミング言語 ( Python)
  • 数学(微積分・線形代数・基礎統計)
  • エンジニアになるための〇〇
  • ディープラーニング
  • AIの勉強法

これらのリンクをクリックする前に、少し待ってください。
どこに向かおうとしていますか?

まずは機械学習を勉強する目的をはっきりと

非エンジニアの方が機械学習の勉強をすることは、必ず役に立ちます。
しかし、それは機械学習のシステムを作れるようになるという意味ではありません。

非エンジニアでしたら、以下のような目的が考えられます。

  • 機械学習のシステムを使いこなせる、ということ。
  • そして機械学習のシステムを作る人(主にベンダー)と対等に話ができるということ。

ここをはっきりさせる必要があります。

なぜ機械学習のシステムが使いこなせるようになるべきか。

それは、非エンジニア、つまりシステムのエンドユーザーがカスタマイズによって機械学習の機能を業務に適用するような場面が増えてくるからです。

デジタル技術の進化によって、どんどんデジタル技術の開発が容易にっています。

プログラミングではなくコンフィギュレーション(設定)でシステムの機能を定義できるようになってきています

そして、機械学習も、設定で利用できる機能のうちのひとつなのです。

たとえば販売システム内で、特定の取引先からクレームが来そうになったら事前に通知、のようなことはエンドユーザーのシステム設定で実装できる、というレベルです。

そうした機能を使うには、仕組みを知る必要がありますね。

システムが誤った情報を出した場合(上の例で結果として取引先からのクレームが来ない場合)、なぜ誤りが起きたのか、の理解と改善

この辺りも、非エンジニアのエンドユーザーの守備範囲になってきます。

初心者の機械学習の勉強法の流れ

勉強法を誤ると、せっかく勉強した時間が無駄になってしまうリスクがあります。

たとえどこかの時点で躓いたり、見切りをつけても、その時点までの学習だけは最低限無駄にしなくて済む勉強法があります。

非エンジニアを含む機械学習の初心者の場合、以下の順番で学習する、という勉強法を取りましょう。

  1. 機械学習の概念の理解(書籍)
  2. 機械学習に必要な数学の理解(書籍 )
  3. プログラミングを利用した初心者向け機械学習(オンライン学習)
  4. 機械学習に使うプログラミング言語(オンライン学習)

①と②を先にやるのがポイント。

なぜなら、ここを押さえておけば、機械学習のユーザーとしては、正しい使い方ができるようになるからです。

そして、機械学習を使ったシステムをベンダーといっしょに作っていくような場合には、③④まで進めるのがよいでしょう。

③と④の違いですが、③はあくまで機械学習の理解が目的。
④は機械学習に関連するプログラミング言語の基礎をマスターすることが目的です。

① 機械学習の概念の理解の勉強法(書籍)

機械学習の概念の理解の勉強法は、書籍です。
そして、一番最初にやることです。

まず書籍ですが、数学やプログラミング言語の前に、概念をしっかり理解できるものを選びましょう。

ディープラーニングと機械学習の違いは分かりますか?
例を使って誰かに易しく説明できますか?

AI教師なし学習、教師あり学習、強化学習の違いは?

分からなくても全く問題ありません。
まずプログラミング言語や数学に着手する前に、ここを押さえておきましょう。

おすすめの書籍です。
入門書は色々あるのですが、こちらが頭ひとつ飛び抜けて一番分かりやすいです。

人工知能は人間を超えるか (角川EPUB選書)
松尾 豊 (著)

②機械学習に必要な数学の理解の勉強法(書籍 )

ここの勉強法も、まだ書籍の方が良いと思います。

オンラインでもあったのですが、じっくり自分のペースで読み進められるので書籍での勉強法が良いでしょう。

オンラインだと、なんとなく分かった感じになりやすく、それをすぐ実践で確かめられるといいのですが、数学はなかなかそうもいかないからです。

こちらの書籍がおすすめです。

やさしく学ぶ 機械学習を理解するための数学のきほん ~アヤノ&ミオと一緒に学ぶ 機械学習の理論と数学、実装まで~

会話形式で理解しやすく、過学習の概念などもしっかりした説明です。
入門書と考えるとこの程度でOK。

更に学習を進めたい人向けの付録もついています(この部分はやや難解、というか説明が簡素なので初心者には難しい)

全5章で最後の第5章はPythonの実践編になっています。

おすすめのやり方は、第1~4章までを書籍で勉強して、第5章を後回しにするという方法です。

次に説明する③④のどこかで、適当なタイミングで書籍の第5章を読み進めてみてください。理解のし易さが違うはず。

③プログラミングを利用した初心者向け機械学習(オンライン学習)の勉強法、④機械学習に使うプログラミング言語(オンライン学習)の勉強法

こちらの勉強法ついては、別記事にまとめていますので、どうぞ。
>>機械学習の初心者向けUdemyオンラインコース【徹底比較】【文系OK】

まとめ

機械学習の初心者におすすめの勉強法は、以下の順序と教材です。

  1. 機械学習の概念の理解→書籍
  2. 機械学習に必要な数学の理解→書籍 
  3. プログラミングを利用した初心者向け機械学習→オンライン学習
  4. 機械学習に使うプログラミング言語→オンライン学習

基礎の部分は焦らずに、正しい順序で。
そうすれば、挫折しそうになっても、積み上げたところまでの努力が無駄にはならないはずです。

そういう勉強法で知識を積み上げていきましょう。

一生懸命な姿は必ず認められます。
慣れない分野の勉強は大変ですが、一緒にがんばりましょう。

以上です。