こんな疑問に答えていきます。
こんにちは!よんりん(Yonrin)です。
40代では転職を考える人の数はかなり多い一方で、転職後に失敗だと感じる人も一定数いることは事実です。
インターネットで検索してみると、転職の失敗事例は山のように出てきます。
この記事では、インターネット上に散らばっている40代の転職の失敗原因を全体マップとしてまとめています(詳細は後述)。
せっかく時間と労力、そしてなにより気力をかけて転職を実現するのですから、失敗はしたくないですよね。
けれど、40代の転職も、失敗の原因をしっかりと理解して対処すれば、心配ありません。
まずは、世間にあふれている「失敗」の情報から目をそらさずに直視することです。
「失敗」のひとことで片付けられているものの中身がわかれば、それほど恐れずに足らず、ということがわかるはず。
どんな失敗が起こるか分からなくて怖いという状況をなくすことで、転職を成功に変えるという発想です。
40代の転職で失敗の原因と対処法
まずは、漠然とした失敗のイメージを具体的なものにしましょう。
そして対処を考えれば、以外と対処できないことはないものです。
40代の転職で失敗の原因を理解する
40代の転職の失敗について考える前に、まず少し遠くから「失敗」を眺めてみましょう。
どうでしょう、「失敗」と漠然と捉えているものの輪郭が見えた気がしませんか?
40代の転職で失敗経験をネットで検索してみた
40代の転職での失敗についての情報はネットに溢れています。
転職系の情報サイトや、転職支援をしている会社のホームページ、個人のブログなど、あなたよりも先にアクションをして、失敗をした人たちの経験が沢山。
だけど、多くのサイトに目を通してみると、いくつかの似通った失敗にグルーピングできて、失敗の全貌が見渡せるようになるはずです。
Google検索上位25件*のサイトから見えた40代転職の失敗内容とは?
*リスティング広告のサイトと重複サイトを除く
こちらが、40代の転職の失敗についてまとめた全体像マップになります。
各サイトに目を通していくと、サイト数10件目くらいから、記載されている失敗の内容が既出のものと重複してくるようになります。
そしてほぼ、既出のものしか出てこなくなるのが25件目、という感じです。
40代の転職失敗の全体像マップでは、転職の失敗タイミング別に、転職前、転職活動中、転職後があります。
そして、転職の失敗カテゴリーがあって、カテゴリーの箱の中身は40代の転職の失敗の具体的な代表例です。
40代の転職の失敗に関してインターネットを調べると、ほぼこのカテゴリーのいずれかに該当すると思います。
逆に言えば、これらに対応していくと、40代の転職の失敗のリスクを確実に減らすことができるということです。
転職活動中は、この全体マップに自分なりに気づいたポイントを追加していけば、失敗に対処するのに役立つはず。
40代の転職で失敗の原因に対処する
得体の知れなかった40代の転職の失敗の原因、こうして見える化してみると、あとは具体的に対処するだけなので、気が楽になりますよね。
もちろん、転職先の会社の業績が不意な事件などによって急に業績が悪化してしまう、など自分でコントロールできることが限られていることもありますが、ほぼ、なんらかの対処可能ではないかと思います。
そして、自分でコントロールできないような問題は、転職先に限らず、今の現職でも起こり得ることではないかと思います。
転職後に起こる「後悔」の原因の多くは、転職活動開始よりも前の準備段階で対処できることです。早めに対処するのがいいですね。
40代の転職はしない方がいいの?40代で転職したら後悔するの? こんな疑問に答えていきます。 こんにちは!よんりん(Yonrin)です。40代の転職は年齢的にも後悔は避けなければなりません。 これまで長年勤めてきた古[…]
退職の仕方を失敗
転職の失敗は、現職の退職の仕方にも左右されます。
退職時期が早すぎる
同じ業界内の転職であれば、前職とのつながりは貴重な財産。
そして、万が一の出戻りを許してもらえる関係なら、精神的にもかなり楽です。
退職時期が早すぎたことによる、精神的な焦りもメジャーな転職の失敗の原因でした。特に40代で、特別の理由なく退職時期を早めるのは、高リスクです。
こちらの記事もどうぞ。
40代で転職したい人 40代の転職で退職に関して気をつけるべきことは? こんな疑問に答えていきます。 こんにちは!よんりん(Yonrin)です。40代での転職に関して、現職の退職のやり方を誤ると、実は転職の成否に関わることも[…]
転職先の選択を失敗
これらは、転職をすると決めたかなり早い段階で冷静に考えておけば、避けられる失敗の原因です。
正社員から非正規雇用
転職先の優先順位がない
年収ダウン
雇用形態や年収については、転職する前から分かり切っている選択肢です。
正社員ではないことや、年収ダウンは、どのような採用条件の転職先を選ぶかで決まります。
これらの条件で失敗と感じる可能性があるのならば、転職先の候補から外すべき。
転職前の準備を失敗
転職前の準備で転職活動のパフォーマンスが大きく変わります。
キャリアプランが不明確
情報収集不足(自己分析)
情報収集不足(企業分析)
まず、結婚している場合は家族の同意は得るに越したことはないですね。
思いのほか時間と労力がかかりますし、金銭面でも出費があります。
何より、家族のふとした一言が決断の一助になることも。
そしてキャリアプランは明確にする必要があります。
特に40代に限ったことではありませんが、転職の選択肢の幅は年齢と共に狭くなっているはずです(逆に選択肢の深さは年齢と共に深くなっているはず)。
特に、海外への転職を視野に入れていたりするあなたは、しっかり考えておく必要がありますよ。
40代で転職したい人 40代の転職で海外に就職するのはあり?年齢は海外でもハードルになるの? こんな疑問に答えていきます。 こんにちは!よんりん(Yonrin)です。40代で転職する場合、海外への就職を選択肢に入れても良いか[…]
自己分析や企業分析については、多くの観点があります。
自己分析の失敗例については、以下のようなポイント。
条件にこだわり過ぎ
自分ができることの可能性を狭めすぎたり、自分の中で設定している転職条件にこだわり過ぎると、40代の転職は長期化してしまう(なかなか合う転職先がみ見つからない)、というリスクがあります。
別の記事にまとめたのですが、今の経験に旬なスキルを少し足せば、やれることはぐっと広がるはずです。
40代の転職前にどんなスキルアップをしておけばいいの? こんな疑問に答えていきます。 こんにちは!よんりん(Yonrin)です。 40代で転職を考えているあなた、もし急を要する転職なのでなければ、少し今いる環境でスキ[…]
企業分析の失敗例については、以下のようなポイント。
企業業績の悪化の兆候に気づかない
企業が求める人材像を理解していない
入社後に気がついて、転職が失敗、となるのは避けたいですね。
企業文化や社風の情報収集が難しいですが、知り合いの知り合い、など伝手をたどってでも、いろんな角度からの情報を仕入れておくべきです。
こちらを参考にしてみてください。
40代で転職したい人 40代の転職前にどんな企業研究をしておくべき?企業研究をしておくと面接で有利になる? こんな疑問に答えていきます。 こんにちは!よんりん(Yonrin)です。40代で転職する場合、準備で特に重要になるの[…]
書類選考の失敗
書類選考は、何度でも書き直せるし、ぶっつけ本番ではないものです。
転職先の研究をして丁寧に作りこめれば、ほぼ問題がでることはないはず。
時間をどこまでかけられるか、で失敗のリスクを減らせます。
書き方が下手
採用条件とのミスマッチ
年齢要件とのミスマッチ
40代ならではですが、書式や誤字脱字などの形式的な減点は、避けるべきです。
履歴書は一度作れば、何度でも使えるので、時間をかけましょう。
年齢要件とのミスマッチは、諦めるしかありません。
40代の転職活動をする時点で、ある程度の覚悟と心構えをしておけば、過度な落胆をせずに済みますよ。
面接の失敗
面接は一発勝負。
100%の実力を出すのは難しいかも知れません。
ただ、明らかに失敗と思われることは避けられます。
現職批判をする
転職動機に年収・肩書
志望動機がキャリアアップ
特に40代に限った問題ではないと思うかも知れませんが、40代にもなれば強い志望度としっかりした考えで転職をするような人でないと、そもそも相手先も不安になるでしょう。
現場批判についても、現場の不満は年代的に率先して解決してしかるべきポジションのはず。
そうした相手先の期待を理解して発言する必要があります。
40代には40代なりの回答が求められる面接のポイントもありますので、こちらの記事も合わせてどうぞ。
40代で転職したい人 40代の転職の面接ではどんなことに気をつければいいの?転職の面接で40代なりの回答が求められることは? こんな疑問に答えていきます。 こんにちは!よんりん(Yonrin)です。40代の転職の面接ですが、[…]
転職活動のやり方を失敗
転職活動のやり方には、手法的なことと、マインド的なことのふたつを考える必要があります。
手法的なことは、以下のようなポイントです。
転職活動の予算オーバー
転職活動に区切りがない
転職チャネルを絞り過ぎ
応募件数が少なすぎる
まず、転職エージェントは積極的に活用しましょう。
家族、友人、同僚などへの相談も大事ですが、転職のことに特化して話ができる相談相手の存在は、精神的な面でも支えになるはずです。
見落としがちですが、転職活動にかかるコストやスケジュールなどの計画は事前に立てておくのが良いです。
そして、40代ならではの転職チャネルとして、友人や同僚などの伝手をたどって、転職先の社員の紹介を使う方法もあります。
40代の転職では数で勝負しなければならない側面があります。転職チャネルも応募件数も、最大化できるように意識しましょう。
マインド的なことでは、以下のようなポイントがあります。
現職を早く辞めたいと焦る
プライドが高すぎる
年齢を言い訳にしている
能力の過信
過去に焦点を当てている
自分に焦点を当てている
何かアクションを起こして避けるべき失敗というよりも、心の持ちようの話です。
40代で転職したい人 40代の転職は厳しい無理ゲー?40代ならではの手法やマインドセットで厳しい転職を成功させることは可能? こんな疑問に答えていきます。 こんにちは!よんりん(Yonrin)です。40代の転職は厳しいと聞き[…]
転職先企業の立場で話を組み立てていくことを忘れずに、ということですね。
新しい職場での失敗
希望する転職先に就職できれば、転職としては成功のような気がしますが、やはり転職先での想定外の苦労が、転職の失敗という認識につながることもあるようです。
つまり、ある程度、想定していれば、失敗にはならないという部分ですね。
結果を出す事に焦る
高待遇への妬み
年下の上司になじめない
役割や報酬をすぐに求めすぎる
自分をある程度コントロールすれば、大きな精神的ダメージは避けられるものばかりなはず。
転職後は、できるだけ多くの人と交流を深めるべきです。
40代で転職したい人 40代で転職後の職場で受け入れてもらえる方法とは?どのような振る舞いや、どのような心構えが必要? こんな疑問に答えていきます。 こんにちは!よんりん(Yonrin)です。 40代の転職後に職場でス[…]
そして、そうした努力をしても、一定数受け入れてもらえないことがあることも事実。
あなたが決して悪いわけではないのです。
誰が転職していても、同じようなことは起きます。
転職先で一時的に誰にでも起こり得ることを「少し解決に時間のかかる課題」と定義するのか、それとも「転職の失敗」と定義するのか、というその程度の問題です。
一生懸命なあなたの姿は必ず認められます。
40代の転職は怖くないという事実
いかがでしょう。
この記事で一番伝えたかったことは、40代の転職は怖くないという事実。
漠然とした失敗のイメージを具体的にすることで、多くのことが解決するはずです。
なんとなく怖くて一歩を踏み出せなかったことに気がついたなら、あなたの転職成功の可能性はぐっと高まります。
もし納得のできる良い転職先が見つからなくても、落ち込む必要もないし、絶望する必要もありません。転職しないことは、失敗ではないですよ。
通常の転職活動だけが、キャリア・チェンジする方法ではないからです。
今は、いくつになっても自分の可能性を試し続けることができるし、うまくいけばキャリア・チェンジすることができます。
40代で転職したい人 40代の転職は地獄というのは本当?転職できない地獄もあれば転職しても地獄になるの? こんな疑問に答えていきます。 こんにちは!よんりん(Yonrin)です。 40代の転職というと「地獄」だと[…]
40代の転職は怖くないですよ。
まとめ
40代の転職の失敗について、全体像マップとしてまとめました。
ネットで失敗例はいくつも見つかりますが、この全体像マップのいずれかの情報が色んなサイトに散在している状態のため、なかなか全体像が見えにくいと思い、作成しました。
「転職活動のやり方を失敗」のカテゴリーにもありますが、「ひとりで活動する」というのも失敗の原因のひとつとして、いくつかのサイトで取り上げられていました。
それらのウェブサイトで転職サイトを紹介するためのポジショントーク的な側面はあるはずですが、それを差し引いても、転職のプロであるエージェントと話しながら進める大切だと思います。
合わせて信用できる現職の同僚や上司など、自分以外の意見を取り入れる。
要は、失敗のリスクを知って、自分に必要な情報を転職エージェントから引き出す、というのが上手な転職エージェントとの付き合い方だと思います。
※最後にですが、40代の転職に合った転職サービスを利用することも大切です。まずは、JACリクルートメントで、利用層は30代後半から40代、そして40代の利用者が最も多いので安心して利用できます。役職と年収を重視するならDODA(ハイクラス)が探しやすい。
それから、もう少し幅広くということであれば、案件的にはパソナキャリアとtype転職が充実していて、評判も良いです。
40代の転職、得体の知れない失敗が怖くて一歩が踏み出せなかった、そんなあなたのお役に立っていれば幸いです。
そして、リスクを減らして、満足のいく転職になりますよう。
今回は、以上です。